人は緑色を見ると癒されます
それは人類が誕生して以来
最大にして究極に求める物が
水と食料だから
緑のある所には必ず水がある
上手くいけば食料も手に入る
その感覚が現代にも残り
緑色を見ると安心する
と言う話を聞いたことがあります
その延長で
人はどの色よりも
緑色が一番細かく識別できるそうです
日本は山地が多く
自然がたくさんありますが
そのほとんどが植林だそうです
日本の文化は
木材をたくさん使うので都合は良いのですが
どの山を見ても同じような色合いで
表情に偏りがあるかもしれません
人がこの地に住みだしたころ
あるいはそれ以前の日本は
4つのプレートが重なり合い 様々な鉱物が入り交じり
雨が降り 海に囲まれ 湿り気を負い
北から南から それぞれの風が吹き
人が識別できる限界までの数の緑が
重なり合う季節と共に
豊かに共存していたのかもしれません
作品名
山野草
日本の心の原風景
知るはずもないのになつかしく
その頃の香りまで感じることのできる作品です
ご来店の際は
心ゆくまでご鑑賞くださいませ
koyama